パラグライダーリアライザー(Cライザー)コントロールとは何か?
こんにちは! リアライザー(Cライザー)コントロールについて、分かりやすくまとめてある記事をみつけたので引用しながらご紹介していきます。上級者向けの記事ですがぜひ読んでみてください。 全文を読みたい方は引用記事へ。 引用記事:「CーSTEERING」http://www.opa.co.jp/2018/05/c-steering/ (最終閲覧日:2018年6月15日) [h3]リアライザー(Cライザー)コントロールとは何か?[/h3] [image:3296] 今回は、例としてブテオXCのライザーで説明をしていきます! この機体は3ライザー列で、A・B・Cのライザーがあります。 ここではCライザーがリアライザーになるので、Cコントロールとも呼んでいきます。 A図は、スピードシステムを使っていないときのライザーを示しており、B図はパイロットの手によってCハンドルが引かれている状態です。 [h3]Cコントロールの働き方[/h3] まずはCコントロールがどのような働きをしていくか説明していきます。記事では次のように述べています。 「飛行中にパイロットがCハンドルを掴むと、Cライン列を全て引き下げることができます。こうすると翼断面型が少し下に曲げられ、翼の迎え角も増し、これらのことで揚力が増えるとともに抗力も増え、グライダーの飛行速度が遅くなります。」 つまり、Cコントロールを使うとグライダーの速度を遅くできるので、これを利用してスピードを調節したり旋回させることができるという事です。 なるほど!使った事ない私もイメージが湧きます。 [h3]Cコントロールで翼断面型に何が起こっているか?[/h3] 次に、Cコントロールをしている際、翼断面型に何が起こっているのか説明していきます。 [image:3297] 図1の翼断面型はトリム速度での安定した飛行時の揚力分布を示しています。 これは普通に安定して飛んでいる時の様子ですね。揚力も抗力もまだやや弱めです。一応補足しておきますが、揚力とは翼が空気を押し下げた反作用で機体を押し上げるように上向きに働く力のことです。 [image:3298] 図2はCライン(赤色で示されています)が引き下げられている状態の翼断面型を示しています。 これはCコントロールが引かれた時の状態ですね。ここから少し難しくなってきます!まず画像から分かる通り、翼の上の揚力は後ろに向かって広がっています。これによって翼の頭部分の下げようとする力が強くなっています。しかし抗力も増える事によりこの揚力はうまく打ち消されます。重心が後ろに下がることで飛行速度は遅くなり、翼は安定します。 [image:3299] 図3はメインブレークライン(赤色で示されています)が引かれて後縁が下がった状態を示しています。 これはブレークラインが引かれた時の状態ですね。図2よりも揚力も抗力も増えており、グライダーの飛行速度が大幅に遅くなる事は見て取れます。Cコントロールを引いた時との違いが分かりますね。 [h3]どんな時にCコントロールが役立つか?[/h3] ここまでCコントロールの働きと、使っている時に何が起こっているのか説明してきました。では具体的にどのような場面で役立つのでしょうか? Cコントロールが役立つ代表的な場面が2つあります。 1.スピードシステムを使っていないとき 2.スピードシステムを使っているとき まず、1の場面から説明していきましょう。Cコントロールを使用した場合、ブレークラインを使用した時と比べると揚抗比がよくなります。では揚抗比がいいとどうなるのでしょうか?記事では次のように説明しています。 「特定の条件では、弱くても大きなサーマルでフラットに回せて~より大きな投影翼面積とより高い滑空比によって~より良い上昇率を得ることができます。」 弱くても大きなサーマルで気軽に回せて上昇率もいいのですね!Cコントロール素敵! では2の場面だとどうなるんでしょうか? 記事だと次のように具体的な例を用いて説明しています。 「パイロットがスピードバーをフルに踏み込んで谷渡りをしているとしましょう。このとき、高度の損失を避けるため、できるだけ良い滑空比を求めようとするはずです。もしスピードバーを踏み込んでいるときにメインブレークを使ったとしたら、垂れ下がった後縁のフラップによって抵抗が増し、滑空比が悪くなってしまいます。ところが、実際のフライトでは安定した風で谷渡りができるとは限りません。まず、リアライザーを使えば、あまり速度を損なうことなくグライダーを簡単に操作できます。次に、ピッチモーメントの増大は、メインブレークをわずかでも使うよりずっと少なくて済みます。」 なるほど!このように滑空比を下げずにコントロールしたい時にCコントロールが役立つんですね。また、メインブレークを使うときよりもピッチモーメントも少なくてすむのでフロントコラプスも起きにくくなります。 [h3]では、注意点は?[/h3] さて、便利なCコントロールですが注意点もあります。記事では次のように紹介しています。 「C列を引き下げると飛行速度が遅くなりますが、グライダーによっては、リアライン操作に対して非常に敏感に反応して、パラシュートストール状態になるものもあるのです。」 ストール状態にならない様、引き過ぎには気をつけましょう!!また記事内では、「リアライザー操作でのフライトには、SIVの練習環境が必要である。」とも述べています。安全な環境下において使用した方が良さそうですね。 [h3]結論[/h3] 記事ではCコントロールについて次のように述べています。 「Cコントロールは、クロスカントリー機の性能を最大限に引き出すことを求めるパイロット全てにとって、基本的なツールです。このフライトテクニックを正しく使うには練習が必要で、また、全ての条件で使えるというわけではありません。 しかし、Cコントロールによって、スピードバーを踏み込んだフライトの限界を上げていくことができ、さらに、クロスカントリーにおいて最大限の成果を挙げようとするならば、常に必要とされる技術でもあります。」 今よりフライト技術をあげたい人は練習してみるといいかもしれませね。全ての条件下で使えるわけではないですが役立ちそうな技術です。私もまだまだですが頑張りたいです!
こゆき


