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パラグライダー新興パラグライダーメーカー「ファイ」が生んだ最初の作品は「ハイエンドA」という青空。

工藤匠悟2017/11/25
LINEX
–フライトタイム
–最高高度
–飛行距離
2017/11/25記録日

前回ご紹介した新しいパラグライダーメーカー、ファイ。 (記事はこちら:https://yazine.jp/y4/post/1319) その最初のプロダクトをご紹介します。 一言でいうならハイエンドAクラスのグライダー。 セル数が50もあるAクラス、というだけで既に 普通のグライダーではありません。 比較してみると、最新のモデルでセル数を増やしたBUZZ Z5(OZONE LTF/EN B)すらしのぎ ハイエンドBクラスに迫る数字になっています。 一方でアスペクト比は5.14(展開)と控えめ、重量も4.1kg~4.95kgとセル数のわりに重量級にはなっていません。 これらの数字からなんとなく察しがつくかもしれませんが、ファイはこの機体を「ハイエンドBの水準を、Aのレーティングで」と表現しています。 詳細を見てみましょう。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――― シンフォニアはAクラスに非常に高度な技術を注ぎ込んだ、スーパーハイエンドAクラスと呼ぶべき機体です。 50セル、インサイドソーイングリブ、ダブル3Dシェイプ、ウイング全域のブレークリーフシステム、Porcher社の32gの高品質素材、斜め方向のフィンガーストラップ、非常にシンプルなライン、そしてしわを低減する補強。 これらのややこしい技術は非常にクリーンなサーフェスの仕上がりとあいまってAクラスグライダーの性能の枠を押し広げました。 かつてないほど高いレベルで融合した性能と速度、安全と快適性。 これによってはるかに多くの人に安全な性能を享受していただけます。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――― デザイナーノート ファイ シンフォニアは新しい時代の扉を開くものです。高性能グライダーがAクラスの安全性を手に入れ、パイロットが自身の上達にあわせて初級機、中級機、上級機と乗り換えてゆくのにAクラスグライダーを卒業するリスクを負わなくて済むようになりました。 グライダーはレーティングに比例して複雑になっていくという関係があります。いままでは、Aクラスのグライダーは技術的に非常にシンプルで、Dクラスのグライダーはとても高度なものでした。 しかし高度な技術を注ぎ込んだAクラスのグライダーという存在がその比例関係を打ち壊し、クラスと注がれる技術のレベルという二つの尺度がそれぞれまったく違うものであるということを明確にするでしょう。 数年前、私はBクラスの限界を押し上げてメンター2、メンター3を作り出しました。 この二機は低アスペクト比にもかかわらずクロスカントリーランキングの上位に食い込み、上級機に乗るスゴ腕パイロットたちの度肝を抜きました。 技術の進化によって、それと同じことをAクラスに再現できるようになりました。 シンフォニアは安全で低アスペクト比のグライダーを革新してゆきます。 近年Bクラスが拡大されるにしたがって、自然と次のステップはAクラスの性能向上に至ったわけです。この翼を楽しんでください! Hannes Papesh (訳注:2014年までNOVA、2014年から2017年まではAdvanceで設計を手掛け、Advanceで彼が開発したソフトウェアは現在に至るまでAdvanceのグライダー開発を支える。 Advanceのホームページには今も彼への謝辞と、彼の次のプロジェクトへのエールが掲載されている。) ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 秘密 最初のテストフライトを終えて、パイロットたちはよくシンフォニアの秘密について尋ねてきます。 ハイエンドBクラス並みに高度な技術が投入されていますから、性能は驚くほど高いです。 特に向かい風のなかでシンフォニアはそのポテンシャルを発揮して前へと進んでいきます。強風を受けて翼形が変わり減速するといったことはありません。 翼断面は非常に高い安定性と強度をもちながら、つぶれ方はソフトでつぶれた時の反応も穏やかです。 そして、とても表面がクリーンに仕上がっています。 私たちの工場(スリランカのAerodynamics)が誇る製造技術のおかげて、キャノピーは立体的に成形され、カラーデザインも今までにないほど美しくなりました。 こうした要素によっていままでにない翼面のスムーズさが実現されています。 まだ私たちの胸にしまってある秘密もたくさんあります。でも、この性能を実現するにあたっていちばん重要なのは「時間」だと言えるでしょう。 開発チームが試作品を改良し、自らの理想を実現せんと頑張ったその「時間」にほかなりません。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――― [image:2168] コンペ機に乗るほどでもない。でも、初級機に乗るのも面白くない。 ほどよい性能とコントロール性のバランスを持つグライダーは、高齢化するスカイスポーツ業界でかつてのコンペ機乗りたちに受け入れられていくかもしれません。 レクリエーショナルパイロットたちに向けた製品作りはトレンドと呼べるほど加速しており、それがこれから引退へ向かうフライヤーの受け皿となり、またこれから始めるフライヤーの間口を広げる存在となっていくことでしょう。 ところでこのカラーリング、とってもアレに似てませんか? この機体を買って赤白青の組み合わせで特注したいなぁ。 [image:2169] [image:2167] [画像出典] http://www.printmag.com/imprint/why-are-barbers-poles-striped/ https://www.facebook.com/Flybubble.Paragliding/

#新製品#ファイ

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