ハンググライダーミャンマー、男子一人旅8日目 バンコク〜ニャンウー
7日目はこちら https://yazine.jp/y4/post/1131 バンコク、ドンムアン国際空港からnok Airという聞きなれない航空会社に乗り、ヤンゴン国際空港へ。 ラッキーなことに15分早着。流石はミャンマー、入国審査はガラガラです。一瞬で入国を済ませると国内線ターミナルへ。 ヤンゴン国際空港はつい最近できたばかりの最新鋭の空港で、ターミナルビルも真新しくピカピカ。 国内線と国際線は別ビルになっています。そのビル同士の移動は…一度外へ出るの? 一度外へ出て、歩道のない幹線道路を数十メートル歩き、ビルに入りなおします。いきなり右ストレートでかましてくるミャンマークオリティにうれしくなっちゃいますね。 乾燥したモロッコにいた体にはつらい蒸し暑さ! 国内線は一瞬でチェックインを済ませゲートへ。 ここまで20分くらい。時間的には全然余裕でした。 でも同じことを計画される方、ミャンマーの国内線は運休が非常に多いらしいのでチェックインは1時間前がおすすめらしいですよ。 ロビーにはコンビニらしき店があり、なんとポカリスエットが売っています。 思わず手に取りレジへ向かうとレジの中にしゃがんで店員の女の人3人がこっそりお弁当を食べていました。 朝食?え、これ見てはいけないレディーの日常?とフリーズしていたらそのうち一人が立ち上がって対応してくれます。 これがミャンマーの日常なのでしょう。 ちゃんとクレジットカードが使えることに安堵しつつ、ポカリスエットを味わうと…なんだか味が違います。 少しスパイシーな雰囲気の味。水の違いでしょうか。 飛行機は定刻の15分前にボーディングが始まります。 この後もいろいろ経験するのですが、ミャンマーの交通機関は遅れない代わりになんか早まります。 早まっても乗れないようなことは無いのですが、定刻前でも急かされます。ヘンな国。 バスに乗り込むと…なんだかとても乗り込みやすい。 乗り込んでもなんだか吊革につかまりやすい。 なぜか注意事項が読みやすい。 よく見るとバスは日本の路線バスをそのまま使用!注意事項も日本語! 手すりからは降車ボタンを取り除いた後の配線がだらーんと出ています。 せめて絶縁してくれないと、ショートさせてみたくなっちゃうぞ。ピンポーン!と鳴るのでしょうか。 飛行機は今旅初のプロペラ機!実はプロペラ機に乗るのは生まれて初めてでもあります。 小さいしなんだか親しみやすい。なんなら操縦できそうな感覚すら覚えますね。 乗り込むとビジネスマンばかり。ミャンマーの注目度の高さがうかがえます。 小さな荷物棚に一緒にリュックをねじこんでくれた隣の席のおじさんが「お仕事ですか?」と聞いてきました。 わりと浮かれたTシャツを着て麦藁帽ねじこんだカバンもって、それを言われるとは。 台湾人のおじさんでしたが、日本語ペラペラな感じがビジネスマン!あなたはお仕事ですね! [image:1412] [image:1413] 一万円程度の国内線のチケットなのに、ちょっとした機内食が付きます。 ミャンマー流のおもてなしは「水、軽食、涼しさ」がキーワードなのかな?とこの旅を通じ感じました。 さて、1時間ほどでニャンウー国際空港へ到着。 見渡す限り水と植物、というモロッコとは対極の風景。空港のターミナルはかなり質素で、トイレの水もかろうじて流れる程度。 到着口から出てエクスチェンジでミャンマーの通貨「チャット」を手に入れます。 私の所持金はモロッコの残りの4000円。結構無謀ですが、2人に会えれば大丈夫! 日本円からチャットに替えてくれるところは少ないのですが、ここはレートが悪いながらも32000チャットになりました。(本来は40000チャットくらい) その直後にバガン遺跡の観光量として25000チャットを取られます。 いきなり所持金7000チャット(700円)に。大丈夫大丈夫。 ターミナルをタクシーの運転手が出るとわーっと寄ってきます。 遺跡まで5000チャットで行くよ!と言われます。しかし7000チャットから5000チャット支払うのは現金が無さ過ぎて不安度MAX 遺跡までの距離をタクシーの運ちゃんに聞くと「歩いて40分くらいだよ!」と。じゃあ歩くわ!またね! ってことで、空港で配布されているのに空港が載っていない地図を握りしめ、タクシーの運ちゃんになんとなく方角をききだして歩き始めます。 [image:1417] こんな昔のバスがあちこち走っています。ちなみに日野製。 40センチを超えるトカゲがコソコソっと歩いていたり、青々とした植物が陽光にゆられていたり、東南アジアに来た実感がわいて、ここであらかた満足しました。 道端の地図と照合すると集合場所まで6キロほどあることが判明。40分でというわけにはいかなさそうですが、時間は十分ありますからのんびり行きましょう。 公道を走っている車のラインナップはほぼ茨城県なので非常に落ち着きます。ミャンマーで乗用車が買えるようになったのはごく最近のことのようで、 2000年代初頭に生産された日本車が中心です。ちょうど東京でここ数年淘汰される時期を迎えているので、中古車市場に溢れかえっていたのでしょう。 たまに既存のトラックの前に揚水ポンプのエンジンを取り付け、ベルトで動力を伝えるように改造したマッドマックスなトラックが走っています。 爆音で黒煙を吹き上げ走る姿はかなりイカしているのですが、これも経済発展したら見られなくなるのでしょう。 一台日本に輸入したい所です。本当にロックンロール。 途中で馬車にのったおっちゃんが「どこへ行くんだ?」と声をかけてきました。 地図を示すと2000チャットで乗せていってやるよ!と。確かにタクシーっぽい形状の馬車。 すでに半分くらい来ているので特にうまみのある提案ではありませんでした。馬車は乗ってみたいけれども。 もう少し歩いてみると今度は三輪トラックに乗った兄ちゃんが声をかけてきます。 地図を示してハウマッチ?と聞くと同じ方向だから金なんかいらないよ~と言われました。 凄い。天使かなにかじゃないだろうか?つまり…仏教で言うところの童子かなにかじゃないだろうか。 [image:1418] 実は僕は小学生の頃から三輪トラックが大好き。高校生くらいまで、欲しい車のぶっちぎりナンバーワンはダイハツミゼットでした(IIじゃないほう) そんな私なのでこの申し出には馬車以上の魅力を感じ、金を払ってでも乗るつもりだったのですが 座る場所が菱餅くらいしかありません。しかも足を置く場所もない。結構怖い! 待ち合わせ場所の近くのパゴダ(寺院)まで送ってもらい、お礼として1000チャット(100円)を渡しました。ありがとうジーザス!つまり…ブッダ! さてさて、パゴダに来て現在地を確認していると観光客のお姉さんにエクスキューズミー!と話しかけられました。 手に持っているのはミャンマー史上最高に読みやすいガイドブック。あ、これ日本語だ。 話を聞くと私と同じ方向に行くとのこと。 ところでこのお姉さん、バイクどころか車の免許もないのに電動バイクを借りていて、いちど事故りかけたのだそう。 怖いから運転して、というので後ろにお姉さんを乗せてバイクでタンデムします。 いや、初めてのバイクが凄い刺激的! 風を切って走ると風が心地よいです。日差しの割に風が冷たいからでしょう。 こちらではノーヘル無免許で二人乗りという観光客と地元民が溢れているのですが、その圧倒的なバイク人気もわかる気がしますね。 オフロードを走らせながら彼女を目的地へ送り届け、途中で通った目的地、Blethiへと歩き始めます。 しかしこの道が農地の中を蜘蛛の巣状に走っていて非常にわかりづらい。現在12時。あと一時間はあります。大丈夫、焦ることはないさ。 キッチリ30分ほど道に迷ってBlethiというパゴダに到着しました。 バガンの遺跡群は、そのほぼすべてが自由に触って登って入っていいため その歴史と絶景を体いっぱいで感じることができます。 見上げるレンガ造りの塔に裸足でのぼっていくその感覚はまるでインディジョーンズ。 人もほとんどいないため、探検する歴史家の気分を味わえます。 これも経済発展するまでの話なのかもしれませんが。 [image:1410] 現在12時半。パゴタに登ってその日陰に入ると、風が吹き抜けて涼しいです。 この絶景の中待つこと30分、遠くに二人の人影が見えます。 小指の爪ほどのサイズですが、確信しました。 あれこそ、せいやとはまちゃんだ! ここへくるまでの波瀾万丈の道のりを走馬灯のように浮かべながら、再会を喜び合いました。 長かった。モロッコからタイ、ミャンマーと1万2千キロの待ち合わせもこれで完結。 ここからは三人旅が始まります。 二人と感動の再会のあと、バスターミナルへのタクシーを探します。 通りがかったおっちゃんが知り合いのタクシーを呼んでくれて、無事ターミナルへ。 ターミナル、といっても広い駐車場と売店と食堂とバス会社の建屋があるだけです。 バスのチェックインを済ませ、お昼ご飯!初ミャンマー料理! [image:1419,1415] [image:1422] …ミャンマー料理なのか? そのあとバスに乗り、一路マンダレーへ向かいます。所要時間は5時間くらい。 バスと言っても20人乗りのマイクロバス。シートベルトはシートカバーで封印されていて使えません。なかなかロックンロールだ。 しかも出発時間の30分前にはもう発車しようとしています。無茶を言うな! お手拭きと水をもらい、クーラーも利いていて快適な眠りにつけました。 ちなみに早発の理由は地域住民を自宅前で拾うため。長距離バスのサービスというよりスクールバスだよね。 バガン(遺跡群)にいたときには気がつきませんでしたが、ニャンウー(市街)は結構な規模の町でした。 今度はぜひ、行動範囲の広いバイク等で観光したいですね。 目が覚めると夜。謎の休憩所。 食堂の奥へ入り、庭を流れる小川にかかる手作り感満載の橋を超えるとトイレがあります。 どんな構造だ。アドベンチャーだ。 [image:1436] マンダレーのホテルはそれはもう素晴らしい綺麗さ。まぁ一泊7000円の超高級ホテルですからね。 部屋には豪華なウェルカムフルーツ! 中庭にはプール! しっとりとした木の内装と、綺麗にメイクされたベッド。 一つ一つの調度品が存在感を放ちながらそこに収まっているような、計算された内装です。 [image:1427] 近所の食堂に夕食を食べに出かけると、ものすごい数の野犬に囲まれます。 ミャンマーは猫より犬が多く、狂犬病の心配等もあるので近寄りたくはありません。 そんなに攻撃的な奴は居ないので大丈夫でしたけれども。 [image:1428] 夕飯は中華料理(?) そしてミャンマービール!ミャンマービールは飲みごたえのある味で、日本人好みでしょう。日本は薄めのビールを嫌う傾向にありますからね。 ミャンマーではダゴンビールとミャンマービールの二種類がメジャーで、ダゴンビールはあっさり爽やか、ミャンマービールはコクがあり苦め、という感じです。 どちらも味がしっかりしていて香りの強い料理との相性がいいので、ぜひ現地の食べ物と一緒に楽しんでください。 僕らはというと、酔った勢いでウェルカムフルーツを解体して食べました。おいしかった! 特にパイナップルが食べごろで甘みが強く、素晴らしい味でしたよ。 [image:1420,1424] [image:1421] ミャンマー、三人旅9日目 マンダレー https://yazine.jp/y4/post/1135
工藤匠悟














