Hang gliding耳納学選に行ってきた Day2
朝。 雨は降っていない。 雲は矢のように飛んでゆく。 なんだか体が重たい。 血液に不純物が混ざっているような気がする。 ぞろぞろとゾンビのように起き上がる選手たち。 Day2はとりあえず山へ上がることが発表された。 二日酔いの選手には訃報に近い知らせだったかもしれないが、2年ぶりの懐かしいテイクオフに上がるのは少し楽しみだった。 ロッククライミングのような山道を登った先、テイクオフは雪が舞っている。 寒い。 暗い。 どうせ機体を持っていないのだから、天気なんて関係ないとは思っていたが やはり気分は重い物だ。 鉛製の気分を持って降りる。 降りながら、今日の予定について相談した。 二人目の同期、間中と合流して由布院へ向かうことに。 お昼は自然薯と鳥天と…牛タン。 鳥の天ぷらはこの大分の名物らしい。 結論から言うと、是非一度食べる事をすすめたい。 [image:2813][image:2814][image:2815] 由布院の街も雪が舞っている。 いよいよお待ちかねの温泉だ。 由布院は隣の別府に次いで全国二位の湧水量、一分間でハイエース35台分のお湯が出ます。 しかし、行く温泉行く温泉で言われるのが「寒いから露天風呂はやってない」 ここをシベリアかどこかと勘違いしているのだろうか?気温と湯温が100度も違えば死人も出るかもしれない。 なんとか見つけた温泉は、露天風呂しかないタイプだった。成る程これなら温度差が100度あろうと露天風呂にお湯を張っているだろう。 ゆふいん 束の間。 はっきり言ってこんなに真っ白な湯にはじめて入った。素敵な温泉だった。 再び来る機会があれば、ここに入りたいと思う。 なんたってプリンが絶品なのだ。 [image:2817] この日はレセプションパーティー。 ガソリンと高速道路代を対価に時間を錬成し、なんとか間に合った。 駅前に待ち受けていたのは、濃緑色のマイクロバス。 このとき、僕らは予算感の違いを感じたのだ。 [image:2816] 山の上のほう、高台にある結婚式場のようなところに行くと ウェイターらしき人が出迎えてくれた。 もちろん、ハンググライダーの大会にウェイターなど居るはずがないから、気のせいだろう。 中に入るとビュッフェの準備がなされている、 あれ?ビュッフェってなんだっけ。「ハンググライダー」と「ビュッフェ」が同じ段落に並ぶ事なんてありうるのだろうか。 長い歴史の中で、同じ本に印刷された事があるかも怪しい。 前の方にはドラムと洒落たギターが置いてある。 きっとインテリアだろう。 そして、パーティーが始まる。 JHFの内田会長、山形県議の先生からの言葉がある。 鉄砲太鼓、そしてみざれ太鼓の演舞。 ギターの弾き語り。 いよいよ現実を受け入れなければならなくなったようだ。 私の目の前に置いてあるパエリアやアラビアータは、本物だ。 ローストポークは食品サンプルではない。 ウエイターさんはコスプレじゃないし、林立する酒瓶はインテリアじゃない。 なんというパーティーなんだこれは。 [image:2819][image:2821] https://www.youtube.com/watch?v=RfacYXfqxjo ご自身で作詞作曲の歌などを弾き語りしてくださった中野さん。 たらふく食べて、お開きとなった。 式場の前にはボトルグリーンのマイクロバス。 よかった。魔法が解けてズッキーニに戻っているかと思った。 まずはインストラクターの方々をはじめ、ハング界の重鎮たちが乗り込んで二次会に行くらしい。 学生は次の便で公民館へ帰るので、いったんその場で待つ。 「乗れや」 ん?気のせいか?何か聞こえた気がする。 「まあいいから、乗れや」 き、木山さん? ということで、木山さんの鶴の一声で居酒屋へ。 みると、同じようにつれてこられた学生が何人かいる。 趣旨がなんとなくわかった! 居酒屋、八炎 とりあえず焼酎でいい?という言葉とともに手渡される黒霧島の瓶。これがキューシュースタイルか。 四半世紀生きてきて未だに慣れないけど、頑張って焼酎の水割りを作って配る。 木山さんの武勇伝とともに、夜が更けていった。
工藤匠悟






