ParaglidingAPCOが産み出した新型機のコンセプト、それはハングのような翼断面。
APCOはイスラエルに拠点を持つパラグライダーメーカーです。 パラモーターのメーカーとしても有名ですね。 同社が開発したのは、近年話題になったシングルサーフェス機と通常のパラグライダーをあわせたハイブリッド翼。 鳥の翼断面からヒントを得て、リーディングエッジ側はダブルサーフェスとしてコントロール性と性能を確保。 [image:1525] トレーリングエッジ側はシングルサーフェスとなっていて、軽量化に貢献しています。 この構造はハングのシングルサーフェス機に見られる特徴と一致していますね。 ハンググライダーは一般的に「ダブルサーフェス比」というセールが二枚になっている部分の面積を表す数値を持っています。 その比率が大きくなればなるほど上級者向けの高性能機、ということになる訳ですね。あくまで一般論ですが。 たとえばスポーツクラスのPluseはダブルサーフェスと呼ばれますが比率は57%しかありません。 逆にシングルサーフェイスと呼ばれていても3割程度はダブルサーフェス部分があるのです。 [image:1526] すこし脱線しました。 APCOのこのコンセプト機は、ダブルサーフェス部分は内部に対角線状にリブが入った従来のパラと共通の構造とすることで、 セルごとにラインが必要なシングルサーフェス機から大幅にライン数を削減出来たとのことです。 [image:1523] 現在APCOが展開しているラインナップは耐久性重視でセールのコーティングに工夫がこらされており、その分重いというイメージがありました。 しかしそう簡単には語れないのが近年の発展著しいパラ業界。 APCOがこの新しい翼を引っさげて、ハイク&フライの世界を席巻する日が来るのかも知れません。
工藤匠悟


