Hang glidingVR動画の最先端を行く二人によるトークセッションに行ってきた
「今から始める360度VR動画ビジネス! プロが明かす技術とお金のホンネ 」 渡邊課の渡邊徹氏とejeの待場勝利氏を招いて行われたトークセッションです。 VR動画で成功した二人だからこそ持つ世界観が光っていました。 いくつも有益な情報があったのですが、そのなかで少しだけ、私の感想とハングVRという視点を交えてお伝えします。 お客様(動画撮影の依頼主)にどういった物であればVRとマッチする、という営業をしますか?との質問に渡邊氏 スケール感(高さ、大きさ)行けない場所、スピード感 この三つの要素が大切だと語ります。 ハングVRがきっちりこのポイントを備えていることを確認しました。 これを活かしていくという方向性が見えますね。 つづいてのポイントはVR動画のタブーについてどうアプローチしていくかという点です。 一つ目はカメラを動かすということ。 通常の映像では「カメラを持ってフレームを動かす」という動作がごく自然に行われます。 しかしVR動画ではカメラを動かす行為は視聴者を台車にのせて自在に動かすことにに等しいのです。 これは視聴者が世界に入り込んでいる為に起こることで、やり過ぎると酔ってしまうことになります。 渡邊氏から提案されたのは「心構えをしてもらえば案外大丈夫」ということでした。 カウントダウンをしてやる、など動くきっかけがあれば人はその準備が出来ると。 もう一つはカットを多用すること。 映像の中に入り込んだ視聴者にとって、カットがかわるというのは別世界にワープしてしまうのにも等しいことです。 周囲を見回す時間を取り、視聴者に状況を理解してもらうことでこの問題へアプローチ可能だというお話が出ていました。 一方で渡邊氏が会場で用意されていたデモ映像では逆にカットを多用し、めくるめく変わるその世界観で圧倒する演出がなされました。世界をどんどんと跳躍していく、ということを一つの疑似体験だととらえているのかもしれません。 この映像が素晴らしい物で、画質の荒さなどを気にさせない映像作品としての完成度の高さを感じました。 単に自分じゃない他人を疑似体験するにとどまらない自由なカメラの設置方法など、学ぶべきことが多くありました。 待場氏からお話があったのは「映像があっても出しどころが無い」という現在のVR業界が抱える課題でした。 VR映像を楽しんでもらうために、VRポータルアプリをリリースされたりと様々な取り組みをているという紹介でした。 同氏が会場で用意されていたデモ映像は非常に精細で、定点であったり1次元的な動きに制約された「手堅い映像」である一方で、そのカメラの配置には考え抜かれた物を感じました。 普通に見ていれば絶対に見ない部分にステーを置いて映像的にはばっさりと切り落とし、どうしても見えてしまう部分は別取りの映像をうまく合成して違和感が無いように調節し… 反重力や超能力でカメラを浮かせる手段が無い以上、そうした地道な経験と計算の積み重ねが商用レベルの映像を作るのだと感じました。 最後に渡邊氏が撮影されたモーパラの映像を貼っておきます。 THETA Vを利用して撮影されました。 https://youtu.be/LVrkVk9-W1Q
工藤匠悟