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Hang glidingミャンマー、三人旅10日目 ヤンゴン

工藤匠悟14 Sept 2017
LINEX
–Flight time
–Max altitude
–Distance
14 Sept 2017Date

9日目はこちら https://yazine.jp/y4/post/1135 暑さで目が覚めた。 ベッドは揺れている。 そういえば飛び込んできた火垂るは元気にしているだろうか。 彼に偶然生じた数キロの旅は、彼の残り少ない生に何かをもたらしただろうか。 天井の扇風機がうなりをあげて首を振っている。 二階のベッドには、熱が澱む。 [image:1455] 次に目を覚ましたのは、はまちゃんに起こされた時でした。 見事な朝焼けが靄を切り裂く中、揺れる列車はそのリズムを減速させてヤンゴンの市街地に滑り込んでいきます。 浜ちゃん曰く、一階は寒かったって。かわってもらえばよかったですね。 適材適所というものの難しさを感じます。世の中だいたいのものにとっては夢物語。 地元のローカル列車は日本で使われなくなった廃棄物で、他にも留置線にはそんな元日本国有鉄道の車両が粗大ごみ同然で並んでいます。「JNR」とNが入っているヤツ。 自動車と異なり徹底した定期メンテナンスが前提で運用される鉄道車両。はたして日本の自動車ほどの卓越した耐久性はあるのでしょうか? 懐かしい姿との再会も、悲劇とあってはかける曲に悩みます。 そうこうしていると上野、じゃなくヤンゴンの駅へ到着します。 マンダレーの駅はまだ建物然としていましたが、ヤンゴンの駅はどちらかというとダンジョン。 隠し扉や野生のモンスターの宝庫で、多層構造をしています。 隠し扉のうち、入り口を人が守っているものを開けるとトイレです。入り口の人に200G支払います。 受付の人の後ろに、一角をロープで囲ってカーペットを敷いて寝ているおばちゃんがいます。ロープには洗濯物がかかっています。 まさかここで住んでいる…?いや、きっと昼夜2交代で受付をするための休憩施設なのでしょう。いくらなんでも駅の中のプラットフォームで生活する人はいないはずです。 願わくば私たちの常識が通用せんことを。 駅を出るとマンダレーを大きく上回るタクシーの数。ドロドロの地面。 ヤンゴンの経済発展がまだまだ進んでいないことをひしと感じます。 駅から外へ出るには細い屋台通りを抜けねばならず、初日(私がアブダビからタイへ移動している頃)にヤンゴンの街を流したせいやはまちゃんに任せます。 そしてタクシーを捕まえては場所を伝え、知らないといわれるの繰り返し。 向かう先はGolden Park Spaというミャンマー唯一の銭湯。 郊外にある割と大きなホテルのなかにある施設で、そりゃしらないわな… ダゴン大学というわりと大きな大学の近く、というヒントを見つけた運ちゃんが居て それを基準に行ってもらうことができました。 困ったのは、Google Mapsで表示して見せても地図の要所が日本語化されていてわからないということ。かといって言語設定をビルマ語にしたら自分たちがわからない。デジタルに頼るのはまだ危険なのかもしれませんね。 ヤンゴンの街に出ると、混沌という言葉を気軽に使いたくないのですが、まさしく混沌とした交通状況に舌を巻きます。 幹線通り同士の交差点でも信号が無い、ないし停電で機能しないことはよくあり、そのときはハザードを焚いてゆっくりと進入します。渋滞していると思ったら左折しようとした車が対向車線を全部ふさいでいた、なんてことが片側3車線の道でも頻繁に発生します。 ですから道端に大きいホテルがある通りはそのせいで日夜渋滞になるわけです。 交通量が多く、右左折も多い交差点はもはや絶望で、車が四方八方をむいて入り乱れています。これでもなんとか交通が成り立つのですからミャンマー人は凄いですね。 その肝は「自分の存在を相手に伝える」という目的に絞ったクラクションの使用。 相手をどかせたり危険を伝えたりする目的でつかわれることはあまりなく、自分がここにいるから気をつけろよ、という目的に絞ることでお互いの車間を詰めていき、よりぎゅうぎゅうな交通ができるわけですね。 いつか全員事故って死ぬとは思いますが、私たちがいる間はすくなくとも何も起こりませんでした。 無事、ゴールデンパークスパ aka 銭湯に到着。受付はホテルそのもの。綺麗で広く、なぜか物販コーナーがあります。 奥へ向かう廊下で裸足になり、入り口が二つに分かれていて男子更衣室へ。反対側にはテニスができそうな面積の休憩所があり、やはりそこにも売店が。 更衣室を抜けると温水プールと風呂が二つ。日本の風呂と違い受付で貸し出されるスイミングパンツを履きます。シャワーや桶、いすなどはそのまま日本のスーパー銭湯と同じ雰囲気。 一応韓国系という触れ込みで垢すりマシーンがあります。 まあ、東アジア一円は似たような文化を共有しているのでしょう。 汗を流した後は同じ敷地にあるレストランへ。 [image:1458][image:1457] 独特のセンスできれいにまとまっているデザイン。ただし、冷房が効く場所は限られていて、人が集中する時期はどうしているのか疑問です。 この時間は僕らしかいませんでしたけれども。 ボロネーゼとトムヤムスープを頼み、国籍フリーダムなレストランに感謝をささげる宴を開きました。 他にも中華料理屋やらなんやら、なんでもあります。 食事中に停電。それでこそミャンマーです。 [image:1459] レストランを出てミャンマー随一のショッピングモール、ミャンマーセンターへ。 真新しい建物を入ると見慣れたブランド知らないブランド山ほど入っています。 ちょっとお高めのスーパーへ入るとようやく、よくわからず買っていた水やソフトドリンクの相場がわかってきます。 フルーツは国産と輸入で値段に5倍以上のひらきがあることも。ちなみにスナック菓子だと10倍近いこともあります。 ミャンマーの通貨が弱いということなのでしょうか、輸入品は非常に高いです。 もはやサザエさんの世界。ジョニーウォーカーを大切そうに飲むマスオさんの世界。 サザエさんの連載期間はちょうど円ドル固定相場であった期間と重なるため、そうした舶来の品を超高級品として描写したシーンが多いのです。 それは余談として、なんだかよくわからないフルーツ、ドラゴンフルーツ、ミャンマー国産のスナックをいくつかと国産ビール、国産ワインを買い込みました。 街中の商店と異なり、とても買いやすいのでお勧めです。そういえばこうしたスーパーマーケット、ミャンマーに来て初めて見ました。 コンビニも空港以外で見たことがありません。この国にこうした諸外国のシステムを持ち込み成功すれば、ひと財産を築くでしょうね。 このショッピングセンターにはスイーツショップコーヒーショップが山ほどあります。 この国にカフェが無いのはおそらく国中のカフェをここにあつめてしまったからでしょう。 そのうち一つに入り、豪華な装いのケーキを楽しみます。味はまぁ、普通… コーヒーは美味しいです。むしろコーヒーが美味しい。 [image:1460][image:1461] そしてホテルへ。港湾の巨大トラックが行き来するエリアを抜け、膨大な広さのトラックヤードを抜け、河へと差し掛かるとボートが浮かんでいるのが見えます。 それこそが今旅さいごの宿泊施設。係留されたボートを使ったホテルです。 この旅では飛行機、バス、鉄道、船とあらゆる乗り物で寝るような計画になっていたのです!!(完全に偶然) 細かいところまで綿密に世界観が統一されており、まるで時は大海賊時代。 なぜか冷房の除湿能力がとても低い以外は素敵なホテルです。 [image:1462] 河に沈む夕日を見た後は酒盛り!部屋に設置された蓄音機型スピーカーでスタジオジブリのサウンドトラックを流しながら、買ってきたフルーツとスナックと酒を楽しみました。 よくわからないフルーツは、ライチのような見た目でドリアンのようなにおい。酸っぱくておいしかったです。でも、名前だけはよくわかりませんでした。 スナックの中では、マトンの肉を藁で縛って干したミャンマー伝統の?ジャーキーが美味。 見た目だけでいうと河童のミイラみたいな感じですが、ミャンマーに来たらぜひ買ってみてください。 [image:1454][image:1456][image:1452][image:1453] ミャンマー、三人旅最終日 ヤンゴン~バンコク~成田 https://yazine.jp/y4/post/1138

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