Hang glidingモロッコ、男子一人旅1日目 成田~カサブランカ~マラケシュ
足尾で飛んでいる仲間に誘われて、モロッコまでやって来ました。 女子5人男子1人の珍道中!羨ましい?いや、本当に良いならもっと自慢していますって。 第一日目はカサブランカまで飛行機で15時間の移動。アブダビで乗り換え。夕方6時に成田を出発して、8時にカサブランカで朝日を拝むまでに4回機内食をたべました。計算間違ってないかな? [image:1283] 空港でSimカードを購入。Morac Telecomで、回線も結構早くて快適です。 そうそうに文明的な最低限度の生活を脱した一向は空港から列車でモロッコ第二の都市マラケシュへ向かいます。 [image:1279] ところがこの列車、簡単に乗れると思ったら大間違いでした。通路もデッキも人で埋め尽くされ、私たちの前に乗ろうとした人が門前払いを食って降りてくる始末。 日本の通勤電車でならした現代のサムライをナメるなとばかりに切り込み、かき分け、なんとか乗ることには成功したものの、風呂の扉のような折戸が混みすぎていて閉められません。 [image:1278] どうするのかと思いきやそのまま発車します。しかも路面状態がいいためガンガン飛ばします。体感で90km/hくらい出ています。並走する高速道路の車をブチ抜いていくそのさまは、モロッコのつくばエクスプレスのよう! [image:1277] ようやくドアが閉まったら、こんどは暑いから開けてくれと言われます。そう、この列車には冷房がありません。最高気温40度にもなるモロッコの夏にもかかわらずです。 窓も上の15センチが開くにとどまり、ロシアかどこか、暑いという単語が存在しない国家から輸入されてきたに違いありません。 さんねんながら暴力的解決策としてドアを開けて導風するより他ないわけです。 そんな殺人的クルーズを経て数時間、マラケシュに到着です。 ホテルのあんちゃんに駅でピックアップしてもらい、マラケシュ旧市街のホテルへ。 ところで皆さん、モロッコの住宅のイメージってどのようなものでしょうか? 私は中庭を取り囲むドーナツ型の建物で、ドーナツ型の屋上があり、部屋同士が中庭に面したテラスで繋がっている…というイメージでした。 そして、マラケシュのホテルRiad BOUSSAは そんなイメージ通りのホテルでした。 [image:1284,1285] フランス系らしいイケイケの女将さんに天下の迷路と名高いマラケシュ旧市街の地図をもらって説明を受け、いざスーク(市場)に繰り出します。 店の人もカフェにいる人も、みんな通りを往く人を観察しています。聞くと、モロッコの人はみんな人間観察が好きなんだそう。 そして6人が統率のとれない行動をなしくずし的にとっているうち、先頭集団がなにやら怪しげなお兄さんに捕まってしまいます。「ウールのスーク?こっちだよ!ついてきなよ!」としきりに言っているそのお兄さんについて行き始める一向。一番後ろで身動きを確保する僕。 なんせ現金を山ほど持ってますから、その恐怖たるや無かったです。 連れていかれたのは毛糸を初める工房、なのですがひときわ大きい中庭といった感じの場所まで連れてこられて逃げられません。 さらにそこからスカーフが並ぶ部屋の中へ通されます。 三歩ひいて付いてきた僕と福ちゃんは部屋に入らず、写真を撮るふりをしてすこしずつ出口へ寄っていきます。そして、つれてきたあんちゃん以外の関係者もちらほら入ってくるので、その人たちにはさも「買いました」という体で対応し、無事に中庭を出ることに成功。 そとからライン電話を掛けて呼び出す作戦が、全然繋がりません。立ち止まるとたちまち絡まれるので移動して彼らを避けながら、電話を掛け続けます。 じっとりにじむ冷や汗を、モロッコの乾燥したイリフィが乾かしていきます。さ迷いながら電話を掛けつづけるうち、いつのまにかしらないお兄さんに人気のない路地までつれてこられ、金をせびられます。しまった! [image:1281] ほぼ全現地通貨を持っている人は毛糸の国に幽閉されたままなので、ここでなけなしのモロッコディルハムを奪われるのは痛い。 1000円札を出してその価値を説き、納得させて別れました。ミイラ取りがミイラにとはこの事よ。 このままスークのなかにいるのは二次災害を生む危険が高い、というか生んだので一旦離脱し、Cafe de Franceという高級カフェへ。 ああ、あの四人とは死体として対面する可能性もそこそこあるな、などと腹をくくっていると何事もなかったかのように「いまどこ?」とラインが。 全身の筋肉という筋肉が緊張を放出し、極限まで研ぎ澄ましていた脳は脆く崩れ、もう動く気力がなくなったので、四人をカフェに呼び出しました。 あって話したところ「ラインが使える携帯はSim挿してる携帯と別だから、Facebookメッセンジャーでかけてくれればよかったのにー」って、なんじゃそりゃ! それ言うの100年遅いよ! 夕食は宿の女将さんおすすめのレストラン、cafe Kessabineへ。 屋上席で夜景とモロッコ料理を堪能。クスクスとタジン鍋をアホほど頼んで帰りました。 宿についたときにはからだの重さに耐えかねて、鉛のように眠りにつきました。 窓を開ければ風は冷たく乾いていて、火照った体が癒えるのを感じながら、夜が更けていきます。[image:1280] モロッコ、男子一人旅2日目 マラケシュ~ワルザザート https://yazine.jp/y4/post/1117
工藤匠悟







